KSコーポレーションの柴田です。
Facebookページを運営するにあたって大事なことはなんでしょうか?
それは「リーチ数」です。
リーチ数というのは投稿された記事を見た人数のことですが
このリーチ数には「エッジランク」という非公開ではあるものの、ある程度の仕組みにそって決定されているようです。
エッジランクは基本3要素から成り立ちます。
その一:親密度
どれだけファンとその記事でコミュニケーションを取っているのか、ユーザーのアクションが多ければ多いほど親密度は高まります。
どのコミュニケーションが対象範囲になるかは公開されていませんが、 コメント いいね! タグ付け メッセージ プロフィールページの閲覧 は少なくとも対象となっています。
意外と知らない方が多いのが、この「プロフィールページの閲覧」で、ファンがFacebookページに来てくれただけでもスコアが加算されます。
その二:重み
画像元:ガイアックス
1つ1つの投稿に対して「いいね!」「コメント」などのリアクションがされた回数を見られます。
リアクションの種類によっても加算されるスコアが変わり、「いいね!」よりも「コメント」のほうがスコアが高いと言われています。
(上記図の「いいね!」=0.5点、「コメント」=1点、というのはイメージして頂きやすいように入れている当ての数字です。)
また、リアクションだけではなく、1つ1つの投稿自体にも重みがあり、「近況」よりも「写真」や「動画」などのほうが、重みが高くなると言われています。
管理者のコメントも加算されるかは情報が公開されていませんが、日々の運用している中での感覚としては加算対象になっている気がします。
その三:経過時間
「投稿がポストされてからの経過時間」と、「リアクションが付いてからの経過時間」の2つが見られます。より最近のほうがスコアが高くなります。
例えば、1週間前にポストされた投稿はニュースフィードに表示されにくくなりますが、その投稿に数秒前に「いいね!」がつけば表示されます。
さらに新要素が一つ加わります。
その四: ネガティブフィードバック
Facebookは、以下の4つのユーザーアクションをネガティブフィードバックとして定義しています。
ファンがとあるページの特定の投稿を隠す ページ全ての投稿を隠す 投稿をスパムとして報告する ページのいいね!を解除する Facebookページがこれらのアクションを多く受け取ると、その後ウォール投稿や広告がファンに表示されにくくなるとしています。
上のグラフから、ネガティブフィードバックを返すユーザーの内9割以上が「投稿を隠す」という行動であることがわかります。
これらを踏まえてエッジランクを上げつつ、リーチ数を稼ぐ方法をご紹介いたします。
まずは比較してみましょう。
弊社の運営しているアプリ屋さんの記事で比較します。
悪い例
良い例
二つの記事の左下に投稿を見た人数が出ていますが
悪い例は投稿して10日以上経ったものに対して
良い例は投稿からわずか7時間しか経っていないにも関わらず
リーチ数は3倍も違います。
良い例はまだこれからもリーチ数が伸びるので4倍以上は期待できます。
違いはどこにあるのでしょうか?
「アクションを実行したユーザー数」の人数が
悪い例:282
良い例:12944
50倍もユーザーアクションに違いが出ました。
悪い例はエッジランクに沿っていない?
エッジランクが親密度、重み、時間、ネガティブにて測定されるのであれば悪い例はどの部分でスコアを落としているのでしょうか?
親密度は?
記事自体が広告のような感じなので、ユーザーのアクションを求めていないため親密度は高くならない。
重みは?
コメントもいいねももらえるような記事内容ではなく、ページ側の都合の良い記事のため重みはあまり感じられない
ネガティブは?
こちらの押し付けっぽい記事のため、嫌がるユーザーも予測される。
良い例はなぜリーチ数が稼げるのか?
親密度は?
記事の内容が「この画像にコメントを付けてみて」と
ユーザーにコミュニケーションを求めているためユーザーはすすんで面白いコメントを残そうとしてますね。
さらに「おもしろコメントにはいいねしてあげてね」など
ユーザーのコメントにユーザーが反応するためさらに親密度は上がります。
重みは?
コメントも200を超え、コメントに対してのユーザーの反応も十二分にある。
重みはかなり高いといえる。
ネガティブは?
多少のネガティブがある可能性はあるものの、それをはるかに凌ぐ新密度があるため特に気にする必要は無さそうだ。
ビジネスネタや、自社キャンペーンの告知などを行うならどっちが良い?
悪い例というのは必ずしも「悪」ではありません。
直接伝えることでそれなりに効果はあります。
ただ、今後のエッジランクを気にしながら今後も自社ページに興味を持ってもらうならばあまりよろしくないと思える。
良い例を駆使して、まずは注目してもらうことで
エッジランクを稼ぎ、多くの人に見てもらうことに重点を置くべきだ。
リーチ数を上げるポイント
ポイント1:ユーザーに質問や、アクションを起こさせる文言を入れる
良い例では、ユーザーにアクションを求めていますよね?
「【画像大喜利 おもしろ一本!】
少年に何て言ってる?
おもしろコメントしてね
おもしろコメントあったら「一本!」してあげてね♪」
なんて、ちょっとふざけているようですがこれがとても効果的である。
質問の文言や、アクションをおこさせるような文言を多様してみるべきである。
ポイント2:画像を利用する
画像を使用することで注目度が上がります。
視覚効果は重要な要素です。
画像に文言を入れるのも良いだろう。
画像サイズは403×403が一番良い
ポイント3:時間帯に注意する
時間帯も重要な要素です。
社会の基本的な行動とはどんなものでしょうか?
8~9時の間に通勤
12時前後が昼食
17時以降が帰宅
こんな感じではないでしょうか?
ならば通勤時を狙って投稿したり昼食を狙うなどユーザーがFacebookをチェックしそうな時間帯を狙うのがとても良い時間を気にするだけでリーチ数は格段に変化するだろう。
伝えたいことは最後に書く
コミュニケーションを第一に考え自社の届けたいことは一番最後に書こう。
多くの人に記事が届けば、必ず何割かはその伝えたいことを見てくれる。
記事が届けばおのずと自社にあったユーザーは伝えたいことに答えてくれるだろう。
最後までお読みいただきありがとうございました。